子音02. [ s ] と [ ʃ ] の発音
前回のレッスンで学んだ [ s ] の音に関してより理解を深めるために、今回は日本語話者が最も混合しやすい [ s ] と [ ʃ ] の発音を学習します。
日本語ではどちらも「サ行」と同じように発音してしまうので、意識的に違う音を出せるようにすることで発音の再現性が高まります。
[ ʃ ] 発音の手順
[ S ] の発音は以前レッスンで説明しているので、今回は [ ʃ ] の発音方法を確認していきましょう:
- 口を「ウ」と発音するときのようにすぼめる
- 静かにして欲しい時にいう「シー」という音を出す
[ ʃ ] の発音は「硬口蓋歯茎摩擦音」と呼ばれ、 [ s ] の音よりも口の奥で音を摩擦させます。手順で書いたように、静かにして欲しい時に言う「シー」という音を出すイメージです。以下のような音が出れば再現ができています:
[ s ] と [ ʃ ] の発音の違い
[ s ] の音は、日本語で「イー」発音するときのように口を横に広げて発音します。一方で、 [ ʃ ] は「ウ」と発音するように唇を丸めて歯と歯の間に空気をこぼれさせるイメージで発音しましょう。
[ ʃ ] の方が [ s ]より多くの空気が漏れていることも同時に確認しておきましょう。
前回学習した [ s ] の音との違いも確認しておきましょう:
慣れてきたら、以下の単語で発音を意識して練習してみましょう:
- See [ síː ], She [ ʃi; ]
- same [ séɪm ], shame [ ʃéɪm ]
- sip [ síp ], ship [ ʃíp ]
[ s ] 参考動画
[ ʃ ] 参考動画
練習課題
以下の例文を [ s ] と [ ʃ ] の音に気をつけながら、音源を真似して発音してください:
- She sells seashells by the sea shore. (3 times)
- [ ʃi; ] [ selz ] [ si:ˌʃelz ] [ bɑɪ ] [ ðə ] [ si: ] [ ʃˈɔɚ ]