スピーキングの評価基準
TOEFLのスピーキングは、いずれのタスクも以下の4つの観点で評価されます。
- GENERAL DESCRIPTION – 設問への回答
- DELIVERY – 流暢さ
- LANGUAGE USE – 語彙と文法
- TOPIC DEVELOPMENT – 主張の構成と展開
各観点は4点満点で評価され、その平均値を30点満点に換算して正式なスコアを算出します。
スコア換算表は以下の通りです。
評価 | スコア |
4.0 | 30点 |
3.5 | 27点 |
3.0 | 23点 |
2.5 | 19点 |
2.0 | 15点 |
1.5 | 11点 |
1.0 | 8点 |
※ 2019年8月末まで公表されていたデータを参照(現在は公表されていません)
上記の表をみるとわかる通り、TOEFLのスピーキングで23点以上取得するためには、いずれかの観点で満点(4点)を取得する必要があります。つまり、スピーキングで23点以上を取得する難易度が非常に高いと言えます。
このことから、100点以上のスコアを目指す場合は、他のセクション(特にリーディングとリスニング)で満点に近いスコアを取ることが、現実的なスコア配分であると考えれます。
各評価観点の解説
各観点で評価されるポイントを以下にまとめましたので参考にしてください。
GENERAL DESCRIPTION | ・設問に対して適切な回答を展開することができているか |
DELIVERY | ・回答が聴き取りやすいか ・言葉に詰まることなく一定のペースで回答できているか ・発音やイントネーションが適切か |
LANGUAGE USE | ・難解な文法表現も適切に使用することができているか ・センテンスに応じて適切な語彙を使用することができているか |
TOPIC DEVELOPMENT | (Independent)主張とサポートセンテンスの関連が適切か (Integrated)音声とリーディングの情報を適切に関連付けているか |
TOEFLの採点は、機械による自動採点と人間による手動採点のコンビネーションで行われます。
自動採点では例えば “ah” や “uhh” などの音声も採点対象に含まれてしまう恐れがあるので、できるだけ間を開けずに時間いっぱいに話すことが重要になります。
話の内容に意識が向きがちになりますが、まずは言葉を詰まらせることなく一定のペースで英語を発音することに慣れていきましょう。