Independent Writingの書き方
TOEFLのIndependent Writingはエッセイ形式で、設問に対して自分がどう考えるのかを具体的に展開していきます。
書き方は以下の構成に沿っておこなうと、論点がずれにくくなるのでオススメです。
Introduction – 導入 –
エッセイの導入部分では、問題提起のために設問のパラフレーズを最初におこなってから自分の主張を述べていきます。
パラフレーズとは、元の文章を異なる表現で置き換えることを指します。
例えば、以下のような設問が出題されたとします。
- Films can tell us a lot about the country where they were made. What have you learned about a country from watching its movies?
- Use specific examples and details to support your response
- 「映画は作られた国について様々なことを伝えてくれます。映画を見て何か国について学んだことはありますか?」
上記の” Films can tell us a lot about the country where they were made. “の部分を違う表現で置き換えます。
- Movies play a big role in spreading the culture of the countries they were made in.
- 「映画は作られた国の文化を拡げる大きな役割を担います」
パラフレーズするためには、「文章の意図を正しく理解する力」と「語彙力」の2つが必要です。つまり、評価観点の一つLanguage Useを向上させるために不可欠なテクニックです。
Thesis Statementとはエッセイの主題を指し、文章はこの主題を軸に展開していきます。Thesis Statementを書くときは中立的な立場ではなく、どちらか一つの立場に立って主張を展開しましょう。
なぜなら、Independent Writingの指定文字数では2つの立場について詳細に論理を展開することが難しいためです。また、主張が混合することで、評価観点の一つであるTopic Developmentが下がってしまう恐れがあります。
最後にボディへの展開として、
- I feel this way for ………… reasons, which I will explore in the following essay.
というようにボディにつながる文章を挿入することで文章の繋がりが明確になります。
Body – ボディ –
ボディでは、Thesis Statementの説得力を高めるための主張を述べていきます。
主張に続いて「なぜそう考えるのか?」と理由を述べ、その後に「なぜそう言えるのか?」と関連した具体例や論拠を述べて説得力を高めます。
Claim(主張)は通常ボディに1つ。Reason(理由)とEvidence(論拠)は1つ以上で構成します。
Evideneceは具体的なStatics(統計)やFact(事実)を元に構成するのが正式なエッセイ形式ですが、自分の経験を中心に展開しても大丈夫です。
Conclusion – 結論 –
最後にこれまでボディで述べてきた内容をまとめつつ、導入で述べたThesis Statementをパラフレーズします。
また、Thesis Statementをより具体的に述べる場合は、Final Thoughtとして最終的な結論を述べても良いでしょう。
- 基本構成は「導入→ボディ→結論」の3部構成
- 導入では設問のパラフレーズをおこなう
- ボディは「主張→理由→論拠」の順に展開する
- 結論は導入部分のパラフレーズと最終的な結論を述べる