コンピューター受験(OET Home)について
OETコンピューター受験(OET Home)
OETのコンピュータ受験(OET Home)は、2021年5月から日本でも受付が開始されました。
基本的な試験内容は、これまでのペーパーベース版のテストと同じですが、以下の三点が異なるので注意してください:
- リーディング・リスニング・ライティングは会場受験
- スピーキングは自宅受験
- Medicine/Nursingのみ対応可能
コンピューター受験のスコアでもECFMGは認可されていますが、提出機関によってはペーパーベースを求められる可能性があるようです。
例えば、オーストラリアのDepartment of Home Affairs(移民局)とAHPRA(医師免許登録機関)では、ペーパーベース版のみ対応可能と記載があります。
なので、コンピューター受験を考える場合は、提出先の機関に確認をとっておくと良いでしょう。
スピーキングテストについて
スピーキングテストは、ZOOMを利用して自宅で行われます。
以下は、OETが公表しているスピーキングテストのインストラクションです:
受験前にIDチェックを行います。この時に使用するIDは、受験時に使用したものと同じものを用意しておかないと受験ができなくなるので注意してください。
基準を満たしていればタブレットで受験することが可能ですが、スマートフォンでの受験はできません。また、イヤホンなどを使用して受験することができない点も注意してください。
詳しい内容は、以下のユーザーガイドを確認してみると良いでしょう。
スピーキング受験のトラブル
一見、とても便利に見えるOETスピーキングですが、数名の受講生からトラブルがあったと報告がありました。
報告があったトラブルは以下の2件です:
- トラブル1)試験時間になっても面接官がログインして来ず、スピーキングの試験を受験することができなかった
- トラブル2)面接官側の音響に不備があり、テストがスムーズに実施されなかった。再受験を要求したが受理されなかった。
もちろん、問題なく実施されるケースが大半ですが、稀にこういった問題が起きることがあるようです。
コンピューター受験はオススメか
上記のようなデメリットもありますが、
- リスニングの音が聴きやすい
- ディクテーションなど書き込みやすい
- ライティングは文字カウントもありやり易い
というメリットもあります。
特に、ペーパー版だと、試験会場の座る位置によっては音声が聴き取りにくいという報告があるので、リスニングに集中できることは非常に魅力的です。
また、ライティングが面接官に理解されないということもないので、手書きに自信がない場合もコンピューター受験は魅力的でしょう。