採点基準の詳細
前回のレッスンで紹介したライティングの採点基準で、それぞれの観点で注意するべきことを紹介します:
観点1 Purpose:目的
- 最初の段落で、レターの主な目的を明確に説明する
- 読み手が何を求めているのか理解しやすくする
観点2 Content:内容
- 重要な情報に焦点を当てその他の情報は最小限に抑える
- 読み手にとって最も関連性の高い情報を明確にする
- ケースノートに記載されている情報の間に関連性がある場合はその関連性を明確に示す
- 読み手が正確に状況を知ることができるように十分な量を書く
観点3 Conciseness & Clarity:明瞭さ
- ケースノートで共有するべき情報だけを書き出す
- 読み手がすでに把握していると想定できる情報は書き出さない
- 読み手が継続的なケアを行う必要のない情報はかきださない
- 症例ノートを自分の言葉で明確にまとめ情報を簡潔に示す
観点4 Genre & Style:文章の体裁
- レターはフォーマルな形式で書き出す
- インフォーマルな言葉(スラング・口語・慣用句など)は極力避ける
- SMSで使用される省略表現を避ける
- 読み手の名前と肩書きを明確に示す
- 読み手に応じて適切な表現に置き換える
- 批判的な意見や言葉は避ける
- 要望を伝えるときは質問形式にしない
- 一人称でセンテンスを書かず適切に受動態を用いる
- 患者の名前をPatientやClientと書き出さない
- 適切な結び言葉を使用する
観点5 Organisation & Layout:文章のまとまり
- 段落ごとに同じ情報を明確に整理する
- 必要に応じて日付など時間軸を示す表現を使用して出来事の順序を明確にする
- 接続語を用いて文章を論理的に結びつける
- 段落ごとに空行を挿入する
観点6 Language:語彙・文法
- 同じ構成のセンテンスや語彙をできるだけ繰り返し用いない
- 長すぎる文章は意味ごとに分割する
- 冠詞や代名詞などの指示語を適切に使用する
- センテンスの時制に注意する(現在完了を適切に使用する)