6パターンの問題形式

IELTSのリスニングで出題される問題形式は、大きく6パターンに分かれています：

1. 選択問題	選択肢の中から適切な回答を選ぶ問題
2. マッチング問題	設問に対して適切なパッセージ内の情報を結びつける問題
3. ラベリング問題	図・予定表・地図などに書かれている情報を書き加える問題
4. 要約問題	ノート・要約・表・チャートの空欄に制限文字数内の語句・数字を書き込む
5. 空欄補充・記入式	文章の空欄に制限文字数内の語句・数字を書き込む
6. 英問英答	英語の質問に対して適切な回答を書き出す

IELTSのリスニングパートは、ディクテーション問題が出題されることが特徴です。要点の聴き取りだけでなく詳細部分も聞き取る必要があります。

ディクテーションは字数指定をされることが多く、字数指定を超えて回答しても正解にはならないので注意しましょう。

各問題形式のサンプル

以下の順で、各問題が実際にどのように出題されるかを確認していきます：

選択問題は以下のような指示文と問題形式で構成されています：

選択問題では、サンプルで挙げた「三択のパターン」と「四つ以上ある選択肢のから複数正解を選ぶパターン」の2通りが出題されます。

音声で説明されている「詳細情報を正しく解釈できているか」という観点を評価する問題で、正解するためには情報の聴き取りと設問の読解が求められます。

マッチング問題は以下のような指示文と問題形式で構成されています：

マッチング問題では、上記のような「音源で説明された情報」を設問と結びつける問題が出題されます。

複数の情報を列挙している場合など「各カテゴリがどのように描写されたか」を正しく理解する情報処理能力が求められます。

ラベリング問題は以下のような指示文と問題形式で構成されています：

上記のように、地図やプロセスなどの視覚資料の描写を正しく聴き取る問題が出題されます。

聴き取れた情報を正しく描写し、視覚資料と結びつけることができるかという表現の理解力が求められます。

IELTSライティングタスク1で出題される「ダイアグラム問題」や「地図問題」で必要な英語表現をインプットしておくことで、対策可能です。

要約問題は以下のような指示文と問題形式で構成されています：

要約問題は、上記のようなノート形式、または表形式の空欄にディクテーションを行う問題です。

音声で述べられた情報が簡潔にまとめてあり、パラフレーズの理解力が求められます。（特にセクション4で顕著です）

書き取る文字数の指定など、設問の指示に沿って書き出す必要があるので注意してください。

空所補充問題は以下のような指示文と問題形式で構成されています：

空所補充問題は、要約問題のようなディクテーション問題です。

要約問題同様にパラフレーズに注意しながら、必要な情報を正しく書き取る力が求められます。

英問英答問題は以下のような指示文と問題形式で構成されています：

英問英答問題は、英語の質問に対して英語で回答する形式の問題です。書き出す内容は、リスニング音源内で述べられた文字と一致する必要があるので注意してください。

場所・時間・お金など、音声内の具体的な情報を聴き取る力が求められます。
文字数等の指定にも同様に注意してください。