スコアアップのポイント
リーディングのスコアは、以下の2つの要素から成り立っています。
- 語彙力 – いかに知らない単語が少ないか
- 精読力 – どれだけ正しく文意を理解できるか
まず第一に、語彙力はあればあるほどリーディングのスコアは伸びやすいです。
知らない語彙が少なければ、それだけ推測する手間が省けるかつ正しく文意を理解できるようになります。
もう一つ重要なことが、どれだけ正しく文意を理解できるかという観点です。
文構造の理解とは、いわゆる SVOC のように「どれが主語でそれに対応する動詞や目的語は何なのか」を正しく理解する力と言えます。
辞書を使って意味を全部調べたのに理解できない文章があった場合、それは文構造を理解する力や元々の文法力が不足しているということを意味します。
スコアアップのためには「自分の課題はどこに原因があるのか」を正しく把握して、原因に対して適切な勉強法を適応する必要があります。
スコアアップのポイント
1) 事実と解釈を混合しない
IELTSリーディングに限らず、リーディングでスコアアップするための一番のコツは「事実」と「解釈」を混合しないことです。
事実とは、著者がパラグラフで伝えている内容。解釈とは、読み手が内容を自分なりに理解することです。つまり、自分の背景知識と結びつけて頭の中で理解したつもりにならない、ということが重要です。
2) 語彙力はあって損なし
リーディングは語彙力が豊富であればあるほど有利です。
語彙力があれば解釈を加えずにセンテンスを正しく理解することができますし、設問は基本的にパラグラフで使用されている語彙のパラフレーズが出題されるからです。
3) センテンスの要点を正しく理解する
パッセージを読むときは、全ての文章を読む必要はありません。(特にスコアが7.0以下の場合)
重要なことは、各パラグラフのトピックセンテンスを正しく理解することです。パラグラフは全て筆者の主張をサポートするために機能しており、各段落で「一番伝えたいことは何か」を考えることでパッセージ全体の論点を正しく把握することが可能です。
また、トピックセンテンスを理解する能力が高くなることで、リーディングの速度が上がり、結果的に全ての問題に目を通せることになるのでスコアが上がりやすくなります。