問題を先に読んだ方が効果的?
- 「IELTSのリーディングは問題文を先に読んだ方がいいですか?」
という質問をよくいただきます。
確かにセンター試験やTOEICでは問題を先に読むことが速読のコツとして考えられていますが、残念ながらIELTSでは全ての問題で設問を先に読むことはオススメできません。
というのも、
- 設問タイプによってはパッセージを読んでからの方が解きやすい
- 先に設問を読んでも内容を覚えていることが難しい
からです。
そこでオススメなのが、設問のタイプに合わせて問題文を先に読むか後で読むかを判断することです。
例えば、
- 情報正誤問題 (True/False/Not Given)
- 空欄補充問題
- 短文回答問題
などは、設問に書かれているキーワードを参考にしながら部分的な情報をピックアップすることができれば問題を解くことができるので、先に読む方が効果的であると考えられるでしょう。
一方で、
- 見出し問題
- マッチング問題
は各段落の要点を掴んでから問題文を読んだ方が、読み返す時間を削減できるのでオススメです。
スコア7.5以上を目指す場合
スコア7.5以上を目指す場合は、問題のタイプに関係なく本文の要点を事前に掴むことをオススメします。
というのも、
- 設問に対する理解度が高まる
- 読解にかかる時間を削減できる
- 設問の正誤性を判断することに時間が使えるようになる
からです。
事前にパッセージ全体の要点を掴んでから、設問の意図をより正しく理解できるようになるのでパラグラフの無関係な部分を読む手間を省くことができます。
読み返しが少なくなるので読解にかかる時間を削減することができ、結果としてより慎重に設問に向き合うことができます。
- 問題タイプに応じて設問の先読みを行うと効果的
- スコア7.5以上を目指す場合はパッセージの要点を先に掴む