IELTSスピーキングの採点基準
次に、IELTS スピーキングセクションの採点基準をみていきましょう。
採点は以下の4つの観点からおこなわれます:
観点 | 評価内容 |
1. Fluency and Coherence 流暢性と一貫性 |
・言葉に詰まることなく英語を話すことができているか ・接続語を適切に使用して一貫性のある回答ができているか |
2. Lexical Resource 語彙力 |
・幅広い語彙を適切に使用できているか ・イディオムを適切に使用できているか |
3. Grammatical Range and Accuracy 文法の正確さ |
・幅広い文法事項を適切に使用できているか ・終始一貫して適切な文構成を維持できているか |
4. Pronunciation 語彙力 |
・正確に発音することができているか ・英語が聴き取りやすいか |
上記の観点の中で、特に重要なのが「1. Fluency and Coherence(流暢性と一貫性)」です。
多くの第二言語話者は考えながら英語を話そうとすると、「アー」「ウー」など所々に “Pause(長い間)” が生まれやすいです。
スムーズに英語が話せていないと、どれだけ正確な文法を使用してもスコアは6.0以上にならないので注意してください。
逆に、スムーズに英語を話すことができていれば、回答に論理性が欠けていても6.0以上のスコアを取得することが可能です。
また、「1. Fluency and Coherence(流暢性と一貫性)」と「4. Pronunciation(発音)」はいずれも、英語の発音に関する採点基準です。
いずれも、ネイティブが聴いて自然と思える英語が求められるので、IELTSのスピーキングを対策する上で発音矯正は非常に重要な要素の1つであると考えられます。
- スピーキングは4つの観点から評価される
- 「Fluency and Coherence(流暢性と一貫性)」が最も重要
- 流暢性があれば内容が論理的でなくても6.0以上取得できる