パート3対策

最後に、パート3の概要をみてみましょう。

パート3は、パート2で話したトピックに関連した質問に対して回答していきます。

これまでのパートと異なり、自分の意見やその意見に対する論拠などをロジカルに述べていくことがスコアアップに重要になります。

具体的には以下のようなことが求められます。

パート1では自分の身近なことに関する質問でしたが、パート3ではよりなじみの薄い話題に対してどれだけ Argument を述べることができるかが問われます。

サンプル問題

パート3の問題形式を、以下のサンプル問題で確認してみましょう：

Q1. How do you think the internet has affected the way people communicate with each other?
Q2. Do you think people read more and more nowadays?
Q3. In your opinion, what skills are required to start a small business?

パート3対策で効果的なポイントを以下にまとめたので、参考にしてください。

パート3で最も重要なことは、主張のポジションを決めたらその立場を崩さないで主張を展開することです。

「Aが大切だと思うけど、Bすることも大切」というように、主張が混合するとFluence & Coheisionの観点で大きくスコアが下がってしまうので注意してください。

パート3では自分の意見を述べた後に、その理由と論拠となるストーリーを続けて話して意見に説得力を持たせる必要があります。

これはライティングのArgument構成も同じで、基本的には「意見を述べる → 理由 or 例を挙げる」という形式を一貫して回答しましょう。

例えば、

上記の質問に対して、意見・理由・具体例を述べている例をみてみましょう。

Yes, I think the media could affect how we think in a big way because people on it can be our role models. For example, when I was a child, a man is considered handsome if he looks fit and has a nice face. However, because of the Western image we get from the media, some people now think men need to look strong and muscular. As most people who appear on the media are very good-looking, the audience may also unconsciously feels pressured to have the same looks.
「はい、メディアは私たちの考え方に大きな影響を与えると思います。なぜなら、メディア上の人々が私たちのロールモデルになる可能性があるからです。たとえば、私が子供の頃、男性はスタイルが良くて顔が良いとハンサムだと見なされます。しかし、私たちがメディアから受ける西洋の印象のために、今では男性は強くて筋肉があるべきだと考える人もいます。メディアに出る人はかっこいいので、みている側も同じように見えるように無意識にプレッシャーを感じると思います」

最初に I think the media could affect how we think in a big way と自分の主張を述べた後に、because と簡潔に理由を述べています。

その後 for example と理由をサポートする具体例を述べることで、自分の意見は正しいという論拠を与えています。

このように主張に対して「なぜそう考えられるのか？」や「その主張は本当に正しいのか？」という追加情報に答える形で、Arguement を構成していくと聞き手が理解しやすい回答を作ることができます。